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FREESTYLEとSPEEDO社の水着について

2008.07.01.TUE

私たちは世界と戦うアスリートが、最高の状態でスタート台に立てるよう、トレーニング、そしてそれをとりまく環境の全てを整えることを「トレーニングマネジメント」と考えています。
当社所属の松本尚人は、本人の「どうしてもオリンピックに行きたい」という気持ちと、この「トレーニングマネジメント」の成果により、オリンピック代表となることができました。これまでの実績を積む中で、アスリートをサポートするためのノウハウができ、『何がアスリートにとってもっとも大切か』を基準にして周辺の環境を整えられるようになりました。

その産物のひとつが、スピード社水着を日本で一早く取り入れ、オリンピック代表選手を輩出したチームとなりえたことといえるでしょう。3月日本に入ってきたLZRを真っ先に手にしたのは、松本尚人と原英晃であり、昨年からのスピード社との接点を活かせたからこそと言えます。この『決断』が、オリンピック選考会前にできた「チーム」は、日本で唯一といっても過言ではありません。

FREESTYLE&LZR 2007年からの流れ

2007年

6月

ゴールドウイン社がスピードの取り扱いを開始

 

6月中

新作水着『FS-PRO』を当社まで持参いただく
そのときの原の感想「うすくて、軽い。速く試してみたい」

 

7月

原、松本がスピード社の水着の試着をレースにて開始する

 

8月

日本実業団 『FS-PRO』着用にてふたりとも優勝・・・このとき原が『FS-PRO』で表彰台に上がったことが、全ての始まりでした。当時は「どうせ(水連のルールによって)五輪本番では(その水着を)着れないのだから」と、新生スピード社の水着は、全く見向きもされていないような印象がありました。

 

10月

原が秋田国体にて、静岡県チームスタッフの同意を得て『FS-PRO』で優勝

2008年

1月

フリースタイルは正式にチームウエアをアリーナからスピードに変更、チームとしてスピード水着でオリンピック選考会に臨むことを決める。原、松本両選手の中では昨年から心は決まっていたと思われるが、私にとっては水泳界での状況と評価も調査、理解しつつ、悩んだ末の決断でした。

 

2月12日

LZRの発表会が近未来館で行われる。
松本、後藤出席。このときはまだ「(LZRは)日本には入ってこないかも」とのお話でした。

 

3月半ば

原がゴールドウイン社のご担当者と交渉を重ね、最終合宿中に、LZRが原と松本に1枚ずつ届く。
LZRに対する初感想
「子どもが新しいおもちゃを手にしたときのようなワクワクする気持ち」(原)
「自分が泳ぎたいように泳げる感覚が得られた」(松本)

 

4月初旬

松本が「日大名物」のレース前最後のハードセットである「最終追いきり」にて、素晴らしいタイムを出す。

 

4月17日

五輪選考会。松本が男子200m自由形の予選でベストタイ、準決勝でベスト、決勝でさらに自身初の1分48秒台に入るベストを樹立し3位に入賞。800mリレー代表に選出

 

4月18日

「3社以外の着用を希望するものは辞退」との新聞報道。

 

4月21日〜

代表合宿の際に松本のLZRを、コーチ陣からの要請により貸出し、代表選手らが試着。
日本代表チームの多くの選手が、50mまでの試泳で好タイムをマークし、大きな話題となる。

フリースタイルとしては、昨年夏からの十分な試着、レース、サイジングなどの吟味を重ねてスピード社の水着採用を決め、トレーニング、コンディショニング全ての準備を万全にして選考会にのぞみました。その結果、松本がベストを更新し、オリンピックの代表入りという栄誉をえることができました。昨年から今年の選考会までのずっと長い間、日本水泳連盟とスポンサー契約をする3社以外の水着を使うことはご法度的な空気が水泳界にはありました。その中で、我々が選手の「感覚」を信じて、チームとしてスピード社の水着を採用でき、代表選手を輩出できたことは、小さな奇跡であったと感じるものです。

我々としては考えてもみませんでしたが、その松本がきっかけとなって、この日本代表のスピード社水着導入への流れを作ることができ、更にその後のジャパンオープンなどでも、多くの選手が日本記録や世界記録を出されたことは、長年お世話になってきた水泳界に対して社として、ささやかな恩返しができたのでは、と思っております。

また松本は、堂々と結果を残していながら水着ばかりが騒がれるという報道の中で、心を痛めた日もありましたが、その逆境をバネにして一層たくましさを増し、最高の泳ぎを北京オリンピックで披露するため頑張っています。

FREESTYLE 所属水泳選手


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